「子どもには希望する進路を選ばせてあげたい」
「しっかり学費を準備しておこう!」
子どもの学費を準備するために学資保険を検討する方は多いですが、低金利の影響で、以前より魅力が薄れたといわれることもあります。
しかし、確実にまとまった額を準備できることは安心感がありますよね。
いざ学資保険について調べてみると、「返戻率」という言葉がよく出てきます。
「返戻率」は学資保険選びの重要なポイントのひとつです。
そこで今回は、学資保険の返戻率についてお伝えします。
返戻率を上げる方法もあわせて見ていきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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そもそも学資保険の返戻率とは?
返戻率とは、支払った保険料総額に対する将来受け取る金額の総額の割合のことです。
学資保険については満期保険金を最初に設定するため、受け取る金額は変わりません。
しかし返礼率が高いほど、支払い保険料の総額が少なくなり、貯蓄性が高いと言えるのです。
学資保険の一般的な返戻率は?
学資保険で代表的な保険各社がモデルプランで提示する返戻率は102%~108%くらいです。
ただし、これはあくまでモデルプランであり、保険金額の設定や保険金の受け取り方、保険料の支払い方法などでも返戻率は変わります。
また、商品やプランによっては、100%を下回るケースもあります。
しかし貯蓄性は低くてもその分、入院保障や医療保障がついていて保障性があるなど、返戻率が低いからといって一概に良し悪しは決められません。
加入する前には、ご自分が希望する保険金額や受け取り方などに合ったプランで見積もりを取得し、実際の返戻率がどうなるのかを、必ず確認してくださいね。
返戻率の計算方法
学資保険の返戻率は以下の式で計算できます。
受け取るお金の総額
受け取る金額の総額とは、お祝い金や満期保険金などすべてを合計した金額のことです。
これまでは、大学進学時に一括で満期保険金を受け取るプランが主流でした。
現在は子どもの進学時にお祝い金が受け取れるプランや、大学進学後に分割でお金が受け取れるプランも人気があります。
返戻率は、これらのお祝い金等のお金もすべて合計した金額で計算します。
支払う保険料の総額
支払う保険料の総額は、以下のように計算されます。
月払いや年払いなどの分割で支払う場合:毎月・毎年の払込保険料の総額で計算
返戻率が高い学資保険に加入するメリットは?
返戻率が高い学資保険に加入するメリットは3つです。
◼️ 教育費のために準備するお金の負担が抑えられる
◼️ 親に万が一のことがあっても学費を準備できる
1. 効率的に学費を貯められる
返戻率が高いということは、支払った保険料の総額より受け取れるお金の総額が多いということです。
同じ金額を受け取るなら、少ない支出の方がうれしいですよね。
例えば、満期保険金が100万円の場合で返戻率が102%と108%の保険が合った場合、
102%:98万
108%:92万
と、支払い保険料の総額には6万円の違いがあります。
つまり、返戻率が高い方が効率よく学費を貯められると言えるのです。
2. 教育費のために準備するお金の負担が抑えられる
学資保険の場合は加入時に、受け取れる金額の総額が決まり、返戻率も確定します。
保険料の支払いを完了することが前提ですが、返戻率が高ければ高いほど、保険で備えられるお金がその分多くなります。
つまり、学資保険以外で教育費のために準備するお金の負担が抑えられます。
3.親に万が一のことがあっても学費を準備できる
学資保険は、「保険料払込み免除特約」が付いているのが一般的です。
(※付いていない商品もあるので、実際の加入時には確認してくださいね。)
この特約により、契約者に万が一のことがあった場合には、保険料の支払いが免除されますが、その後も保障は継続しお祝い金や満期保険金を受け取ることができます。
特約保険料は主契約の中に含まれていることもあります(数百円~千円程度)ので、気になる方は保険会社に確認してみて下さい。
学資保険の返戻率を高くする方法3つ
返戻率を高くする主な方法をいくつかみてみましょう!
返戻率を高くする方法1. 支払い方法を変える
可能であれば、学資保険に加入する時に保険料を一時払いすると、返戻率が高くなります。
また、年払いや半年払いも、保険料の割引がされ支払い保険料総額が少なくなるため、月払いに比べて返戻率が高くなります。
保険会社での運用期間が長ければ返戻率は高くなります。
なぜなら、保険会社は一度にまとまったお金を預かることで、元手が大きくなり運用利益が上がるからです。
ただ、まとまった金額が一時的に必要になるので、ムリに支払うことは避けましょう。
返戻率を高くする方法2. 貯蓄性を求める場合は特約は基本的につけない
商品によっては、子どもの医療特約や万が一の時の保障を付けられるものがあります。
つい、保障を手厚くしてあげたくなってしまう気持ちはわかります。
ただ、学資保険に貯蓄性を求めるなら、学資保険に特約をつけるのは控えましょう。
特約分の保険料が発生し、返戻率が下がる要因になります。
子どもの保障を備えたいときは、共済や別の保険商品を活用するのも一つです。
返戻率を高くする方法3. 払い込み期間を短くする
できるだけ保険料の支払いを短期間にすることも、返戻率アップに効果があります。
10年や15年払いなどを選択することで、本格的に学費がかかる前に
保険料の支払いを終えられるメリットもあります。
しかし、短期払いは一回の保険料が高くなります。無理をして短期払いにすると、支払いが厳しくなり、途中解約を招いてしまうおそれがあるので気を付けましょう。
返戻率が高い学資保険5社を比較
では、具体的に返戻率が高い学資保険をみていきます。
契約者:30歳男性、子ども:0歳の場合の返戻率の一例をまとめました。
※なるべく各社近い条件で試算しています。プランの詳細は各社窓口でご確認ください。
保険会社 | 返戻率 |
---|---|
ソニー生命 ・受け取り総額:200万円 ・Ⅲ型は22歳満期 | ・10歳まで払込み(月払い):返戻率105.5% |
明治安田生命 つみたて学資 ・受け取り総額:200万円 ・22歳満期 | ・10歳まで払込み(月払い):返戻率104.7% |
フコク生命 みらいのつばさ ・受け取り総額:100万円 ・22歳満期 | ・(ステップ型)11歳まで払い込み(月払い):返戻率104.7% ・(ジャンプ型)11歳まで払い込み(月払い):返戻率105.5% |
日本生命 ニッセイ学資保険 ・受け取り総額:200万円 ・22歳満期(月払い) | ・(祝い金なし型)18歳まで払い込み:返戻率104.0% ・(祝い金あり型)18歳まで払い込み:返戻率102.2% ※祝い金あり型は、受け取り総額360万円のプランです。 |
JA共済 学資応援隊 ・受け取り総額:200万円 ・22歳満期(月払い) | 保険料12歳まで払い込みとした場合:返戻率98.3% 年払いの場合:返戻率102.6% |
ソニー生命
ソニー生命の学資保険「スクエア」は、貯蓄性を重視しており、
返戻率は102%~106%で推移しています。
データ:ソニー生命学資保険公式
保険料の選べる払込期間は10歳、15歳、17歳、18歳、21歳など選択肢が豊富です。
希望に応じてⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型の3つのプランから選べます。
各プランの違いはお金の受け取り時期と、選べる振込期間です。
Ⅱ型:大学入学時に一括でお金を受け取れます。
Ⅲ型:大学入学時と、入学後に分割でお金を受け取れます。
保険期間の長いⅢ型が返戻率が高い傾向にあります。
※ソニー生命では「受け取れるお金」を「学資金」と呼んでいます。
ソニー生命の学資保険では、紙の資料請求を受け付けておりませんが、ソニー生命公式サイトで資料を見ることができます。
また、ライフプランナーとの面談が必須ですので気になる方は、まず面談してみてくださいね。
明治安田生命
子どもが満18歳、満19歳、満20歳の誕生日以降に到来する10/1に教育資金が支払われます。
(子どもが10/2~4/1に生まれた場合は、満17歳、満18歳、満19歳となります。)
最後に満期保険金が21歳頃に支払われます。
明治安田生命の「つみたて学資」は、大学でかかる費用に備えて合計で4回お金を受け取れます。
4回とは、子どもが満18歳、19歳、20歳(10/2〜4/1生まれの場合は、満17歳、満18歳、満19歳)で受け取る教育資金と、21歳頃に受け取る満期保険金のことを指します。
基準保険金額(=教育資金)70万円以上(受取総額280万円以上)で「高額割引」があるのも特徴です。
割引により保険料が抑えられる結果、返戻率(=受取率)がアップしています。
フコク生命
フコク生命の「みらいのつばさ」は、ステップ型とジャンプ型の2つのプランがあります。
満期は22歳となりますが、保険期間の満了日を繰り上げることが可能です。
しかし、繰り上げを行った場合は満期保険金額が変更されるので注意しましょう。
ステップ型:入園・入学のたびにかかる出費に備える。
幼稚園・小中高の入学時と大学入学時、20歳と満期時にお金を受け取る。
ジャンプ型:大学進学に備える。
大学入学時と満期時にまとめてお金を受け取る。
まとめて受け取る分、ジャンプ型の方が返戻率は高くなる可能性があります。
保険料払込期間は、11歳、14歳、17歳から選べます。
返戻率の面では、保険料支払い期間は払込期間が短い11歳とするのがおすすめです。
また、兄弟割引があり、すでにフコク生命の学資保険に加入している子どもがいる場合、2人目以降の子どもについて、一定条件を満たせば保険料が割安になります。
日本生命
ニッセイ学資保険は、こども祝金あり型とこども祝金なし型があります。
こども祝金あり型では、小中高の入学時のお祝い金と大学入学時~満期の22歳まで5分割でお金を受け取ることになります。
しかし、子どもが2歳までしか加入できない点は注意が必要です。保険料の支払期間は、学資年金開始年齢までです。
こども祝金なし型は、大学入学時~満期まで分割でお金を受け取ります。保険料の払込期間は、5年、10年、学資年金開始年齢まで、の3つから選べます。
返戻率を高くするためには、保険料を5年で支払うのがおすすめです。
JA共済
JA共済のこども共済「学資応援隊」は、子どもの加入年齢が幅広く、シンプルに学費を備えられる商品です。
一般的に、学資保険に加入できるのは子どもが6~7歳までとされていることが多いですが、この商品では子どもが12歳まで加入することができます。
返戻率は約102%~104%とされていますが、着実に学費に備えられます。
データ:JA共済公式
紹介している保険の中では返戻率が低めな理由として、保障が備わっていることが挙げられます。
満期は14歳、15歳、17歳、18歳、22歳から設定でき、満期によってお金の受け取り開始時期が変わります。
共済掛金の払込期間等を含め、担当者との相談で柔軟にプラン設計できます。
月払いか年払いであれば、保険料の割引がされ支払い保険料総額が少なくなるため、年払いがおすすめです。
また、JA共済は保険会社ではないので、一般的な生命保険会社のように「生命保険契約者保護機構」の対象にはなりませんが、万一窓口となるJA共済の経営が破綻した場合でも、他のJAとJA共済連が共同するなどして保障が継続される仕組みとなっているようです。
保険選びは専門家の意見を聞くのが1番の近道
学資保険の返戻率や選び方については、この記事では説明しきれないことがまだまだあります。
教育資金を貯めるという学資保険の本来の役割を果たすためには、やはり返戻率が高い商品を選ぶことが重要になりますが、保障を重視するのであれば必ずしも返戻率だけでは判断できないケースもあるでしょう。
何よりも大切なことは、学資保険を選ぶ場合には、専門家の意見を聞くということです。
信頼できる専門家にまずは相談することが、あなたに最適なプランをみつける近道です。
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