近年、物を持たない暮らしが注目され、中にはミニマリストと呼ばれる「必要最小限しか持たないライフスタイル」ミニマリストと呼ばれる人たちが増えてきました。
私自身も「ミニマリスト」と呼ばれるライフスタイルをおくるうちの一人です。
我が家は家族4人暮らしですが、独身のミニマリストの方など色々な家族構成や10~60代と様々な年齢層の方がいます。中でもミニマリストの多くの方が口を揃えて、
・掃除が楽になる
・お金が貯まる
この2点がとても共通しています。
ミニマリストとは、ただ単にモノを持たない生活ではなく
・どんな人生を送りたいか?
・そのために何を減らし、何を残すのか?
自分の人生に対する行動哲学です。私自身、この行動哲学に対して3つのことを行いました。その3つが大きく節約・貯金へと繋がりました。今回は、その方法についてお話します。
人間関係の見直し
人間関係には「合う・合わない」という人。
これは、その人が良い・悪いではなく、必ずいます。
- この人のことは嫌いだけれど、付き合っておくと損はないだろう。
- 場が丸く収まるなら、多少嫌なことでも我慢しておけば、それでいいでしょう。
など。どこか気持ちを割り切って付き合わなければならない関係性は生きている中であるものです。
ただ、私は人間関係の「ストレス耐性」が低い方でした。その場に合わせて、その場が丸く収まったとしても、そのストレスのエネルギーは溜まり続けました。
「私は何に無駄遣いしてるんだろう?」
「どのタイミングで無駄遣いしているんだろう?」
それらを分析するなかで、【とにかく嫌い・苦手な人に会った日に衝動買いをしている】という問題が発覚しました。精神的な我慢の積み重ねが、金銭的にもダメージを受けていました。
・無理をした人間関係をやめる・会う頻度を減らす
・ストレスが減る
・ストレスが減ることで、無駄遣いが減る。
結果、無駄が省かれ節約へと繋がりました。
何に時間を使っているのか?時間の見直し
次に私自身が見直したことは【時間の使い方】でした。
対人関係におけるストレスの解消方法の1つが買い物でした。それに付属するようにインターネットのショッピングサイトや有名ブロガーさんのサイトを覗く時間。当時、長い時間憧れを持ってみていました。
美しいモノ・流行のモノ・・・
ストレスが無い時は『ステキ~♬』で終わるのですが、ストレスを抱えていると
「ご褒美に、前からいいなと思っていたアレ買っちゃえ!」
と、買うことも多かったです。
普段そういう物をみなければ、気にならないですし、欲しいとも思いません。
ストレスの引き金(トリガー)を引く出来事が起きたとき、
物欲が弾薬として、財布からお金がドンドン減っていきました。
引き金を引いても弾薬が入ってなければ弾は出ません。
普段から、物欲をそそる刺激になる場所に立ち寄る行動を取らない。
インターネットのショッピングサイトの閲覧など。
無駄遣いをする時間の使い方の体質を改善する必要がありました。
何をやるかより、やめることを先に決め、実行する
人は自分の暮らしや生活が上手くいかないときに「どうすればよいか?」と考えますが、多くの人が
『何を足せばよいか?』
ということに注目します。
モノを持たないミニマリストというライフスタイルは、
『何を引くか?』
『何をやめるか?』
足し算ではなく、引き算でアプローチします。
私の無駄遣いの主な発生源が
・ストレスある人間関係
・日々の時間の使い方
この2点に大きく問題があったことが明確でした。
そして
・やめる
・減らす
という引き算を行いました。
我慢すればするほどお金が出るタイプは、家計簿などが実はストレスになっており、
「我慢せねば」
「我慢せねば」
と、散財の原因になっているケースもあります。
私は過去、お金の管理をやっても上手くいかない・長く続かない・・・と、悩んでいました。自分自身の行動や人間関係を整理することで問題が明確になり、無駄が省かれ、結果節約を意識せずとも長く続かなかった節約と貯金ができるようになりました。
持たない暮らし、ミニマリストという行動哲学として、
・自分はどんな人生をおくりたいのか?
・そのためには何を減らし、何を残すのか?
という視点から『節約』について考えてみませんか?
お金の管理以外のあなたの日々の行動や心をみつめる必要があるのです。